イタリアン「グットドール」   西麻布

あるところに元気でおいしいお店がありました。名前を「グットドール」といいました。
ほんとはもっと長い名前なんだけど今日は「グットドール」とだけ紹介します。
店の中はとても働きやすいようにちょっぴり散らかった厨房と可愛らしい座席が
何席かなかよく手を繋いでお客さんが来るのを静かに待っています。

ある日のこと、アラジンという少年が「そろっ」とこの店を覗いたのです。
ぷ~ん、トリッパのとってもいい香ばしい香りがしました。他の席からは「鯵とにんにく」の
混じったおいしそうなにおいもします。いてもたってもいられなくなったアラジンという
少年は「トリッパ煮と鯵と生とうがらしのスパゲッティとください」と
大声で叫びました。お店の人は笑いながら「はい、かしこまりやの鬼子母神」といいました。
「あ、」とアラジン。「なんですか?」とお店の人。
「とろりやわらかい岡山から直輸送のモッツレラのサラダも
ください」「はい(笑)わかりました」やさしいやさしいお店のかた。子供にだって分け隔てしません。

わくわくしながら待つ時間彼は憧れのイタリアの町を空想の中で旅しました。
それはそれは秋の夜長の短い素敵な物語。

がちゃがちゃがちゃん、厨房のお皿を洗う音で目が
冷めました。気がつけば目の前にさっき嗅いだとっておきの「トリッパ煮」があります。
半分くらいの大きさの月が西麻布のお店の屋根を突っ切って
この「食いしん坊」のアラジン少年を静かに照らします。

「さっきイタリアの空をひとりでぷかぷか旅してたんですよ」と彼が言うとお店の方は
にっこり笑って「おいしいにおいの旅だったでしょう?」と答えました。その言い方の
素敵なことといったら。
「はい、とてもとても」アラジンはそう言いながら、嗅げるだけトリっぱの香りを鼻から吸い込み
ます。この物語はこのあと、実はまだまだ続きますが、おいしいものに負けてここでおしまい。

でもひとつだけおしえましょう。この物語のさいごには、
少年はこんなひとことを言いました。
  
 「マキオーレとスーパートスカーナ、どっちの赤も最高!」
  
 子供の飲酒は18歳を超えてからにしてくださいね。チャオ!

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ぷ~ん、トリっパの香り↑       岡山のモッツレラ↑          鯵と生とうがらし↑
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フォカッチャ美味し↑       スーパーモデル改めスーパトスカーナ↑    マキオーレ↑    
by sokosoko6293 | 2005-10-13 10:38 | 後悔しないイタリアン


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