[ダルマット]西麻布本店のほう

夜遅いひとり飯。いつものように「何を食べよう」と思い描きます。まだまだ食べつくすには
世の中には食べものもお店もごまんとあるけれど、自分で選ぶ店となると大概決まってき
ちゃうというのもあって。多少ローテーション化してきた食生活に飽きるとまではいかないけ
ど、もっとどきどきしたい、この一食にかける情熱を燃やしたい!と思ったりもするわけでし
て、はずれるかもしれないけど思い切って新規開拓をしたいな~というわけで今夜は
ちょっとわけありの~~~~~「ダルマット」です。
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実は「秋山」という夜遅くまで開いているイタリアンでいつものようにひとり飯をしていた数年前
のことであります。向こうの席でもひとり飯をする青年がいました。おいしいものを通じての
波動というのは伝わるものでありまして、1~2回会釈をしながらお互いにそつなく美味しい
イタリアンを食べておりました。おいしいものがすきなのだな・・・そんなかんじでこちらも幸
せな気分でワインを飲みながら舌の上でイチジクと生ハムを丸めていた、そんな時だったと
思います。向こうで食事をしていた青年がアラジンの席に突然やってきてこう言ったのです。
「僕は銀座の○店に勤めていたことがあるのですが、何度かお逢いしているにほんブログ村 グルメブログへ
のですよ!!」
銀座の?ラベットラ○ちあい?そんなときの1客のアラジンを覚えてくれたんだ。うれしいす!
「今は赤坂のイタリアンにいるので機会があったらいらしてくださいね。これ名刺です!」
そしてアラジンが食べ散らかしているテーブルをチラッと見て彼はこう付け加えました。
「ふ。秋山ってほんとクオリティもすばらしいしおいしい店ですよね!僕大好きなんすよ」


アラジンはそのときの光景を今も思い出すのですけど、彼の一本気さとおいしいものを
共有したときの人間同士の持つ親密感、それだったと思うのですが、彼が「お先に失礼
します!」と秋山を去ったあともじんわりアラジンはワインを片手に「やっぱ、食事っていい
な。食べ物っていいな。ワインっていいな。人って。人類って。みな兄弟」なよくわからん
酔っ払いノリで秋山にお世話かけたことを覚えています。話がそれましたな。すまそん。


それからしばらくたったある日、西麻布のある新しく出来たイタリアンを訪れて驚いたのが、
なんとあの日秋山であった彼が起こした店、それこそがこのダルマットだったわけです。

つまりやっと話が辿り着きました。すまそん。アラジンの個人的な感傷を少しだけ話すと・・・・
そのときの照れくささとうれしさと尊敬と・・・入り混じった感覚は今もアラジンは忘れません。
それからのこの店のサクセスストーリーは
ご存知のかたも多いと思います。恵比寿にも店を出し彼自身は今そちらで手腕を振るってい
るとのことです。彼は美味しくてお客さんが主役になれる店をあれから作り上げたのでした。
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開店当時からがんばってた顔なじみのシェフがいます。人数の増えたシェフたちはみな
緊張と弛緩、いいかんじでこの店の独特の味とホスピタリティを支えています。

あの食いしん坊のひとり飯の青年の興した店が、こんなに名店としてたくさんの人を幸せ
にしているのだ・・・・アラジンは人間の志の強さ、深さのすごさを感じながら、今夜はゆっく
りわがままひとり飯と決め込みました。

この店はお客さんの嫌いなものをちゃんと聞いてそれだけをちゃんと除いて旬の材料でつくる
コースで出てくるのが通常のパターンです。
品数が多いのでも、その料理の創作のおもしろさ、和とイタリアンのミックスの絶妙さでも、
大人気なのですが、今夜はわがままいって、「シンプルなポモドーロ」と「サラダ」だけを頼み
ました。

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若手がアラジンの今夜のノリを  厨房に伝えて今度は厨房が  今夜の遅飯を演出してくれて
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シンプルでボリュームあるサラダ&美味いトマトパスタできあがり 今夜も一期一会の食事なり!


蛇足:

ちなみに恵比寿店もいわゆるファッション的な恵比寿じゃなくて恵比寿の住宅街にひっそりあります。
↑に登場したオーナーシェフはそちらで腕をふるっているようです。


恵比寿西2-7-8  Sリトリート1F  B1F

営業時間   17:30~25;00(LO は24:00)
定休日   月曜日
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by sokosoko6293 | 2006-07-08 17:08 | 後悔しないイタリアン


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